高齢化会議
1月9日(月)
数年来参加しているあるプロジェクトの会議が久しぶりに開かれたのだが、予算の都合上、今年の3月までに成果物を出さなければいけないのに、まったく進んでいないことに愕然とする。
いくら素人の僕でも、このままでは絶対に3月までに成果物は出せないと思うし、ほかのメンバーもそのことは当然わかっていることなのだが、事務局の体制が圧倒的に脆弱なせいか、なかなかうまくいかない。
ちなみに、プロジェクトのメンバーは5名+α、メンバーを見渡すと、僕は下から2番目に若い。つまりそれだけ高齢化しているということだ。
事務局は2人体制である。主たる担当事務の方は、すでに定年退職され、再雇用でお勤めの方である。
しかし、定年退職され再雇用された方の仕事としては、ちょっとハードすぎる。各方面への交渉やら、神経を使う細かい仕事やら、かなりの体力や集中力を駆使しなければならないのである。いくらまじめな方でも、これは如何ともし難い。その方は、まじめな上に、ノウハウもあまりないように見受けられるから、間違った方向に努力されたりして、よけいなエネルギーを使ってしまう傾向にある。しかし、仕事が進まないのはその人個人の問題ではなく、人事の配置上、そのような扱いの部署になっているという構造上の問題である。
事務局のもう一人の方が、事務体制のリーダー的存在で、この方がいることでかろうじてプロジェクトが進んでいる、といっても過言ではないのだが、今日、会議の最後に、
「実は私、この3月で定年退職になります。この先、どのような事務体制になるかはわかりません」
という発言が出て驚いた。全体のプロジェクトはまだ道半ばなのである。
おそらく、定年退職後も引き続きこのプロジェクトにかかわってくれることになるとは思うのだが、そうなると、事務局体制は、再雇用の人たちだけでまわしていくということになる。
事務作業にそうとうのエネルギーが必要となるこのプロジェクトに、若い人がいないというのは実に心許ない。はたして3月までに間に合うのだろうか。
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