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校了!

2月21日(火)

大嫌いな言葉は、「校正」。

大好きな言葉は、「校了」。

たった1文字違いだが、校了と校正は天国と地獄のような関係である。

当初は、初校、再校、三校、念校という段取りだったが、当然、念校では終わらず、「念校の念校」、「念校の念校の念校」、みたいな言い方になり、最後は印刷業者も諦めて、「七校」と言うようになった。で、七校でめでたく校了した。

スケジュール的にも、今日校了しないとイベント当日に間に合わない、ギリギリの日だったので、なんとか間に合ったというべきである。

印刷業者も、よくつきあってくれたものだ。

今回、若い撮影技師のスタッフに、色校正をお願いした。今回のイベントの準備で、一緒に出張撮影をしている中で、日頃から職場の刊行物のカラー図版の色校正をしたいと思っていたのだが、なかなかその機会がなく、歯がゆく思っていたという話を何度も聞いていた。プロの目から見れば、色校正をしたいと思うのは当然である。何よりそこには、自分が撮影した写真も含まれているからである。

そこで今回は、ひととおり彼にカラー写真を見てもらったのである。彼は、専門の立場から、かなり細かく、写真の色合いをチェックしてくれた。そして、印刷業者に忌憚ない意見を述べてくれた。印刷業者は、その意見を聞き入れ、彼の指示通りに、色を直してくれた。

「自分の意見をこんなに通してくれたのは初めてです」と、あたりまえのことなのだが、仕上がってきたからカラー図版を見ながら、感謝をしてくれた。彼にとっても、報われた思いがしたのだろう。

とんでもない、いままで怠ってきたのは、こっちの方である。

一方で、体験キットを製作してくれた担当の人は、今年度が5年任期の最後の年だという。

僕がかなり無茶なアイデアを出し、今回のイベントに関連する体験キットの開発をお願いした。しかし予算が全然ないので大がかりなものはできない。それでもその人は、そのアイデアを面白がり、工夫をしてくれて、手作り感あふれながらもかなり凝ったものが完成した。

「いままで手がけてこられた体験キットの中で、これは難しかったほうですか?」

「いちばん難しかったです。でも、やりがいがありました」

「そうですか」

「5年目の最後に、先生とお仕事ができてよかったです」

「こちらこそ、ありがとうございました」

仕事というのは、何にしてもたいへんだ。とくに最近は、理不尽な仕事が多い。

それでもなお、その仕事にかかわった人が、少しでも報われたり、やってよかったと思えるような仕事にしていきたい。

それは、このイベントを準備している中で、いつも考えていたことである。

イベント会場のパネルも校了した。さあ、明日からは会場の準備だ!

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