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俺の文章が入試問題に???

3月31日(金)

今週も、よくぞよくぞ「アシタノカレッジ金曜日」のアフタートークまでたどり着きました!そして、プレミアムフライデー!

今朝、いわゆる「赤本」を作っている出版社からメールが来た。あなたの書いた文章が、ある大学の今年の国語の入試問題に採用されていて、我が社でそれを過去問として掲載したいので、許可してほしい、という内容である。

俺の文章が入試問題に???嘘だろ?新手の詐欺か?そもそも、大学の国語の入試問題に採用されるような文章なんぞ書いたことないぞ、と半信半疑だったのだが、添付ファイルを開いてみると、たしかに僕の文章が問題として出されていた。その大学というのは、都内に本部を置くT大学で、都下をはじめ各地にキャンパスをもつマンモス私大だった。それだけ受験生も多いはずで、多くの受験生の目に触れたということだ。

T大学にはとくに知り合いがいるわけではないから、「知り合いの文章だから入試問題に採用した」という理由ではなさそうだ。

さてその文章というのは、僕が数年前にある新書に書いた短い文章だった。その新書には、ひとつのテーマのもとで、いろいろな執筆者がさまざまな趣向を凝らしながら書いた文章がならんでいて、その中にあって、僕の書いた文章は、もちろん一生懸命書いたのだけれど、その新書の趣旨とは異なるし、そもそも地味な内容だし、ということで、どちらかといえば読み返したくないような内容だった。しかしどういうわけか、その新書はバカ売れしたのである。

不思議でならないのは、その新書のなかには僕よりもおもしろい文章がたくさんあるのに、なぜよりにもよっていちばん地味な僕の文章を入試問題にしたのだろう。逆に?地味だから?

どういう経緯であれ、自分の書いた文章が大学の国語の入試問題に採用される、というのは、格別なうれしさがある。高校生が読むのにちょうどいい文章ってことだからね。

以前、武田砂鉄氏は、自分の文章が大学入試問題に採用されたときに、自分で解答を試みたところ、正解できなかったと、ラジオで言っていた。たしか「タモリ倶楽部」での企画だったとか。

で、自分も、自分の文章に関する問題を解いてみることにした。正答例はまだ公表されていないのだが、おそらく全問正解である。実のところ、かなり易しい問題だった。

僕にはひそかな夢があって、朝日新聞の「折々のことば」に自分の書いた言葉が採用されること。鷲田清一先生、俺の言葉に気づいてくんねえかなあ。

そして最終的な夢はもちろん、…自分の文章が国語の教科書に載ることですよ。そうなるともう、文豪って名乗ってもいいね。大学入試の国語の問題に採用されたのは、その第一歩である。

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