コバヤシとの再会
5月16日(火)
この日のトラック野郎行脚は、スケジュールにかなり余裕があったようなので、大阪に住んでいる高校時代の親友・コバヤシに連絡をとり、夕方に「なんば」で待ち合わせようということになった。コバヤシからは、この日は仕事が早めに終わりそうだということと、翌日は健康診断があるのでお酒は飲めないとの返信が来た。ま、僕はお酒をスッパリとやめたので、それはそれで好都合である。僕は、「貴兄も明日は健康診断だし、私もやや疲れているので、今日は早めに切り上げましょう」と返信した。
僕が早めに「なんば」に着いて喫茶店で時間をつぶしていると、コバヤシが意外と早く仕事が終わったようで、5時半にその喫茶店にやってきて、これから食事でもしようということになった。
「なんば」にある百貨店の上の階に食事街がある。お好み焼き屋に入ろうと思ったが、カウンターしかなく、落ち着いて話もできない。いろいろ探したら、どうやら洋食屋ならばゆっくり話もできそうだということで、そこに入ることにした。
食事をしながらの話題は、もっぱら僕が担当したイベントの話である。コバヤシは、遠いという理由でイベントを見てはいないのだが、僕の話を面白がって聞いてくれた。僕も話していくうちに、興が乗ってきてどんどん元気になっていく。
いままで、僕の仕事に対してまったくといって興味のなかったコバヤシが、このイベントに関しては身を乗り出して聞いてくれている。それどころか、
「おまえ、それ、絶対に続編をやれよ。おもしろいから」
とまで言う。
やはりこのイベントは僕の人生の中で特別な仕事だったのだ。
お互い時計も見ずに対話をしていたら、気がつくと8時半になっていた。
「おい、もう3時間も喋ってるよ」
「いかんいかん、帰らないと」
急いでお店を出て、
「じゃあまた会おう」
といって別れた。
翌日、メールが来た。
「昨日は久しぶりに会えて嬉しかったです。しかも裏話を含めて聴かせてもらったイベントの話は本当に面白かったです。時間が経つのを忘れて聴いてしまいました。
でも、それ以上に、貴君が思ったよりも元気そうだったので安心しました。体調は思わしくないとは思いますが、そんなことを感じさせることなく精力的に活動を続けていることに少しホッとしました。
とは言え、やはり無理せず自分の体調を第一に行動してください。
またそのうち会いましょう!では、お元気で!」
僕は、ようやく自分の人生のつじつまが合ってきたような気がして、そのことを噛みしめた。
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