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いまさらマリオ

5月21日(日)

トラック野郎行脚は、5月18日(木)に無事終了し、夜に帰宅した。翌日、翌々日は、無理をした反動で、何もやる気が起きず、ぐったりしていた。

旅先で一人で連泊していると、翌朝、身体が動かなくなってしまうんじゃないか、という不安に駆られてしまう。最終日もその不安に苛まれ、早朝に目が覚めてしまい、「こりゃあいよいよダメかな」と思いながら時間をやり過ごしているうちに、なんとか体調が戻り、無事に時間通りに集合場所にたどり着き、最終日の仕事もひととおりこなした。トラック野郎行脚はあと1回あり、それが終わるまでは気が抜けない。

今朝、5歳の娘が「映画が観たい」と言ってきた。先日、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を観たばかりだったので、いま公開中の映画の中で、5歳の娘にとって適当な映画があるかどうか…。

もちろん、『ザ・スーパー・マリオブラザーズ・ムービー』が上映中であることは知っていたが、僕自身がなかなか気が進まない。というのも、僕は「コナン弱者」以上に、「マリオ弱者」だからである。

生まれてこの方、テレビゲームをほとんどしたことのない僕にとって、「スーパーマリオ」というのは、まったくわからない存在なのである。

もちろん、口ひげを生やして赤い服とオーバーオールを着た小男が「マリオ」だ、というくらいは知っているが、それ以上のことは、なんにも知らないのだ。

しかも、2016年のリオ五輪のときだったか、次の2020年の五輪は東京です!ということをアピールするために、当時のこの国の首相がマリオの格好をして登場したのを見てサムくなり、マリオに対する評価が著しく低下してしまったのである。それ以来、すっかりマリオアレルギーになってしまった。

そんなことで、この映画が楽しめるのだろうか?

しかし、上映時間を調べてみると、90分ほどの短い映画だったし、ほかに選択肢もなかったので、ものは試しに見て見ようかと思い直し、娘を連れて観に行くことにした。

劇場に行くと、封切りからけっこう経っていると思われるのに、座席はそこそこ埋まっている。もちろん、そのほとんどが親子連れである。

結論から言うと、マリオのマの字も知らない僕にとっても、十分に楽しめた映画だった。娘ももちろん大満足だった。

僕はこの映画を見つつ、現在の世界情勢について思いをめぐらせた。野望を持つ巨大な悪の王国が、周辺の国々を次々と武力で侵略する。その中でも、平和に暮らしていたある国がその悪の王国による侵略の脅威にさらされ、その侵略に対抗すべく、別の国の軍隊に応援を頼んで、支援を受けた武器で悪の王国の侵略に必死で抵抗する、というストーリーだと僕は理解したのだが、これって、何かのメタファーなんじゃなかろうかというのは、考えすぎだろうか。

というか「スーパーマリオ」って、もともとそういうゲームなのか?だとしたら、考えすぎだな。

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