お泊まり会・2回目
7月30日(日)
あいかわらず体調が悪い。熱はどうやら落ち着いたようだが、時折ひどい咳が止まらなくなる。そしてついに妻も撃沈。
そんな中で、ひとり元気なのは、5歳の娘である。金曜日、保育園が終わってから、こんどはHちゃんの家にお泊まりに行くという2回目のお泊まり会が実施された。
今回幸いだったのは、わが家ではなく、先方の家に泊まりに行くことになっていたことである。金曜の午後あたりから妻の体調が急激に悪くなり、どうやら僕の夏風邪がうつったらしいのである。
つまり、わが家は一家全滅となったわけで、その間隙を縫って、5歳の娘はHちゃんの家にお泊まりすることになったというわけだ。
夕食はみんなで近くのファミレスで食事をして、そのあとにHちゃんの家に娘が泊まりに行く、という予定だったのだが、二人とも病人のわが家からは、当然、参加することができなくなった。つまり先方の親にすべてお任せするという事態になってしまったのである。
子どもたちは、当然「お子様セット」が目当てだったが、お子様セットといってもいろいろある。「お子様ハンバーグ」「お子様オムライス」「お子様パンケーキ」「お子様ラーメン」…。
「みっともないから、お子様ラーメンだけは頼んじゃダメだよ」と言い含めておいたのだが、実際に娘が頼んだのは、「お子様ラーメン」だった。どうしてもラーメンが食べたかったらしい。対するHちゃんは「お子様パンケーキ」だったという。
お泊まり会の様子は、随時、先方の家のママさんから動画や写真で知らせてくれた。それを見る限りでは、いたって楽しそうである。
われわれの体調の悪さを気遣ってか、先方は昼食後まで娘を遊ばせてくれていた。簡易プールで遊んでいる動画が送られてきたりして、娘はお泊まり会を満喫しているようだ。
しかし、帰ってくるなり、娘は涙を流し始めた。
「どうしたの?」
「Aちゃんがわがままで、○○ちゃんのものを何でもほしがるの」
Aちゃん、というのは、Hちゃんの妹で、2~3歳くらいの女の子である。
娘によると、娘はHちゃんと一緒に遊びたいのに、つねに妹のAちゃんがついてくるので、煩わしいと思ったらしい。
前回のお泊まり会は、Hちゃんだけがうちに泊まりに来たので、ストレスなく存分に楽しめたのだが、今回は勝手が違っていたというわけである。
「○○ちゃんだって、Aちゃんと同じくらいの年の頃に、親戚の年上の子が持っているものを奪って、その親戚の子が歯を食いしばって泣きそうになっていたんだよ」
「シンセキって、何?」
そうか、親戚という言葉がわからないか。本人はまったく覚えていないようだったので、それ以上の説明はやめた。
「でも楽しかったんでしょ?」
「…楽しかった」
楽しかったのなら、いいじゃないか。
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