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短くて長い旅の途上・その2

7月16日(日)

朝7時、泊まっているホテルの隣の部屋から女性の悲鳴が聞こえた。尋常ではない悲鳴で、僕の部屋側の壁もドンドンと叩いている。叫び声は次第に、生命の危険を知らせるようなそれに発展した。

(これって、やべーやつじゃね?)

しばらくすると静かになり、僕はそのタイミングを見計らって、部屋を出て朝食に向かう。

朝食から帰ってくると、ホテルの前にパトカーが停まっている。

もしやと思い、エレベーターで僕の部屋のあるフロアーまで上がると、警察官が3人いた。警察官は、少し離れた部屋を出たり入ったりしていた後、僕の隣の部屋にいる男性のところに行き、事情を聞き始めた。

「ケンカしたのか?」

「いえ、ケンカってほどじゃありませんよ」

みたいな会話が聞こえ、ほどなくして警察官は部屋を出て、エレベーターのところで立ちすくんでいる僕の所まで近づいてきた。

(俺も事情聴取されるのか?)

と身構えていたら、警察官はそのままエレベーターに乗って帰ってしまった。

僕はいったん部屋に戻り、今日の用務のための荷物を持ってすぐに部屋を出ると、隣の部屋から男が出てきた。

僕がエレベーターの方に乗ると、その男もエレベーターに乗って、降りたらどこかへ去ってしまった。

(一体何だったんだ?)

今回一緒に用務をする韓国の仲間たちもこの騒動に気づいていて、あとでフロントの人に聞いたところ、「痴情のもつれ」だったという。

泊まっているホテルは「ホテル」とは名乗っているが、モーテルを改装した建物らしく、実際、泊まっている場所はいわゆるモーテル街だった。なのでこの種のトラブルはよくあることなのかもしれない。それにしても、2日目の朝も韓国さんに打ちのめされた。

さて、肝心の用務についてだが、朝9時からある施設にこもって3時間立ちっぱなしの用務をし、昼食後に車でその町の周辺をまわり、雨が上がったタイミングを見計らって車を降りて少しばかり散策し、14時半頃からまた3時間ほど立ちっぱなしの用務をこなした。さすがに足が限界である。

終わったあと、韓国の仲間たちと一緒にサムギョプサルで打ち上げをした。「これからは韓国に頻繁に来てください」と言われ、そうしたいのだが、行くたびに思いのほか疲れるので、もう少し楽に行ける方法はないものかと思案している。

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