暑くて長い旅
8月5日(土)~8月8日(火)
ひどい夏風邪もひとまず峠を越え、延期していた「ひとり合宿」(8月2日~3日)も半ば強引に終えた。さすがにひとり合宿から帰った夜は体調が辛かったが、翌日(8月4日)、半日ほど休むと回復し、なんとか仕事ができる状況になった。
やらなければならないのは、翌日からの出張の資料作りである。出張の前半では打ち合わせが多いほか、出張の後半では8名を引率して僕がコーディネートする用務が待っている。
職場での資料作りが終わり、夜帰宅、そのまま荷造りをして、翌日、新幹線で北へ向かう。
最初の2日間は、古巣でいくつかの打ち合わせをこなす。なかなかタイトなスケジュールであった。
この時期は、どこも夏祭りのシーズンである。行くところ行くところ、お祭り気分が漂っているが、こちらはそのような気分に浸っていられない。祭りに浮かれる人たちを横目で見ながら、2日目の午後にさらに北に移動し、夕方に出張後半の用務地に到着した。
さあ、ここからが本番である。3日目の朝に、同業仲間3名、若い学生5名の、計8名と合流し、二つの用務先でみっちりと研修をすることになっている。
この事前の交渉というのが大変だった。二つの用務先というのは、かれこれ30年の長きにわたり、僕自身がお世話になっているところで、知り合いも多く、そういう縁が深いこともあってコーディネーター役を任されたのだが、親しき仲にも礼儀あり。事前に研修のための交渉をして、正式な書類を提出しなければならない。
その書類を早く提出しなければならないと思っていた矢先にひどい夏風邪にあい、それでもちゃんとした書類を作って事前に送らなければならないので、熱にうなされながらも書類を作り、晴れて本番を迎えたのである。
朝、出張後半の一つ目の用務先に到着し、担当者の方とひとしきりご挨拶をすると、何人かの見知った人が訪れた。
「あれ?どうしたんですか?」てっきり別の場所で仕事をされていると思った僕はびっくりした。
「鬼瓦さんがいらっしゃると聞いたので、ご挨拶だけでもと思って」
ありがたい話である。僕が来るという話を聞きつけて、わざわざ来てくれた方が二人いらっしゃった。いずれも、かつて僕が散々お世話になった方である。僕はその再会に感謝した。
さて、一つ目の用務先では、担当の方の懇切なご案内で午前中に炎天下を1時間半ほど歩き回り、午後は室内でみっちりと研修を行った。全身ずぶ濡れになるくらいの汗をかいたが、それだけに、まことに充実した研修となった。「鬼瓦さんがいなかったら、ここまで充実した研修はできませんでしたよ」と、同業の仲間の一人が言ってくれた。やはり30年の絆というのは大きい。
4日目。宿を早く出て、車で二つ目の用務先に移動する。こちらもやはり30年来お世話になっているところである。
どうぞ自由にこの部屋をお使いくださいと、午前中には室内でみっちりと研修を行った。
午後は、やはり担当の方の懇切なご案内で炎天下の中を1時間15分ほど歩き回った。さすがにここまで来ると、僕もすっかりバテてしまった。
しかし、誰ひとり熱中症で倒れることもなく、予定していた用務をすべて終えることができた。
二つの用務先には、事前に訪問時間と室内での研修内容を伝えただけで、実際にはどのような研修になるのか不安だったが、対応してくれた方々のおかげで、予想をはるかに上回る充実した時間となった。若い学生たちにも、そのことが伝わったと思う。
3泊4日、体力が持つか、倒れないか、不安だった。たしかに尋常ではない暑さにすっかりバテてしまったが、これによって体調を崩す、といったことはどうやらなさそうだ。
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