再び「荒野に希望の灯をともす」
8月28日(月)
やらなければいけない仕事は山ほどあるのだが、先日観たドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」が、都内の老舗の映画館が1週間ほどのリバイバル上映を行うことを知り、時間が空いているのは今日しかないな、と、仕事を脇に置いて多少の後ろめたさを感じながら観に行くことにした。
たまたま今日は、上映後に監督と、僕が以前からファンの探検作家の二人によるトークショーがあるということも、僕を2度目の映画鑑賞に駆り立てた。
上映後のトークショーの中で監督は、この映画の主人公である中村哲さんと、僕が愛読する探検作家さんとは共通項が多いというお話をされていたが、それは僕も最初に映画を観たときに感じていたことであった。そのあたりのことをトークショーの中でお二人が解き明かしていて、30分という短い時間だったが、とても興味深いお話だった。
「上映後、映画パンフレットにお二人のサインを書いていただく時間を設けますので、ご希望の方はどうぞ」
というアナウンスを聞いてしまったら、サイン本マニアの僕としてはサインしてもらわないわけにはいかない。
さっそく地下の映画館を出て映画パンフレットを握りしめて階段をのぼると、お二人がすでにスタンバイしていた。
お二人にサインをもらったあと、僕はまず監督に思い切って声をかけた。
「星空の映画祭の時に観て感激して、今回2回目です。中村哲さんがこんなにすごい人なんだということを、この映画で初めて知りました」
「それはそれは、どうもありがとうございます」
次に探検作家さんにも思い切って声をかけた。
「あのー、実は以前、○○市の××という書店のトークイベントに参加して本にサインをもらった者です」
「あ~、そうでしたか。どおりで見たことのある顔だなぁと思っていました」
「同じ秘境を探検した者です」と、僕は前回まったく同じ内容のエピソードを伝えて、
「どうもありがとうございました」
と映画館をあとにした。
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