ストライダーのおかげ
9月24日(日)
5歳の娘が、「自転車に乗る練習をしたい」と言い出し、同じマンションに住む小学生の姪が小さい頃に使っていた自転車を譲り受けて、自転車に乗る練習をすることにした。マンションのすぐ近くに、車も通れない100メートルくらいの直線道路があり、自転車の練習をするにはもってこいの場所である。
飽きっぽい娘だから、どうせ「できない~」とかいってすぐに諦めるんだろうな、と高をくくっていたら、すぐにコツを覚えたらしく、ふらふらするものの、足をつけずにペダルをこいで、100mくらいを走ることができた。
僕はびっくりした。僕が足を地面につけることなく自転車のペダルをこぐことができるようになったのは、小学校3年生頃だったからである。
僕は長らく補助輪というのをつけていて、その補助輪をなかなか手放すことができなかった。補助輪を外して自転車のペダルを漕ごうとすると、バランスを崩してすぐに足が地面についてしまったのである。
しかし娘は5歳にして自転車に乗ることができたのである。僕にとっては驚くべきことだった。
しかし考えてみるとこれはさほど驚くべきことではない。それ以前に長らくストライダーに乗って遊んでいたことがスムーズに自転車に乗ることができた理由であることは、明らかである。
まだ娘が生まれる前だったと思うが、テレビを漫然と見ていたら、タレントの小倉優子さんが、自分の息子が全然自転車に乗れない、ペダルを漕ごうとするとすぐ足が地面についてしまう、という悩みを告白していて、実際息子さんは、何度自転車に乗っても、ペダルを漕ぐ前に地面に足がついてしまう。さて、この悩みをどうやって解決するのだろう?と、身を乗り出してテレビを見続けていたら、専門家らしき人が登場して、
「最初に、ペダルのない自転車でバランスをとる練習をすれば、すぐに自転車に乗れます」
と言っていた。ほんとうかなあ?と半信半疑でテレビを見続けていたら、場面は幕張海浜公園かなんかに変わり、そこで、小倉優子さんの幼い息子さんが、ペダルのない自転車に乗って、ひたすらバランスをとる練習をしていた。
「さあ、では自転車に乗ってみましょう」
という合図で、いよいよペダル付きの自転車に乗ると、あら不思議、こんどは足は地面につかずに、自転車に乗れたのである。
摩訶不思議な現象だ、とそのときは思ったが、考えてみればこれがいちばん合理的な練習方法なのかも知れない。
娘は、ペダルのないストライダーに長らく乗っていたから、スムーズに自転車に乗ることができたのである。
僕が子どもの頃は、三輪車→補助輪つき自転車→補助輪なし自転車という過程を踏んだと思うのだが、いまはストライダー→自転車なのである。
自転車に乗れることがひどく楽しかったらしく、お昼の時間だからもう帰るよ、と言うと、
「お願い!もうちょっと!」
腰を曲げて両手を合わせて必死にお願いする姿が、お笑いコンビ「十九人」の「スカウト」というコントで、ゆッちゃんWが相方の松永君に対して「どうかあなたがスカウトでありますように!」と両手を合わせて懇願する仕草とまったく同じなので、つい笑ってしまった、といってもナンダカヨクワカラナイね。
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