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気分は飛行機移動

11月13日(月)

「ひとり合宿」1日目。

前回から新しい治療が加わった。「高気圧酸素治療」というものである。

密閉されたカプセルの中に入り、高気圧の酸素を1時間半程度浴びせるという治療である。

これには、いくつかの注意点がある。

高気圧の酸素は発火しやすいので、化繊系の服は着てはいけない。ただ、最近はほとんどが化繊系の服なので、病院から支給される化繊のない病衣と、なんと大人用の紙オムツが支給されるのである。パンツには化学繊維が含まれているから、パンツはダメなのである。

大人用の紙オムツをはくというのは、なんとなく屈辱的に感じるが、それと同時に「原点回帰」を連想させる。

もう一つの注意点は、耳抜きである。

カプセルの中では、はじめに徐々に気圧が上がり、最後に徐々に気圧が下がる。つまり気圧の変化が激しいのだ。飛行機に乗ったときとか、新幹線がトンネルに入ったときのように、耳がつんとなるのである。最初、担当医から、

「耳抜きはできますか?」

と聞かれ、

「はあ。鼻をつまんだ状態で、鼻から思いっきり息を出す、みたいなことですよね」

と答えたら、

「とんでもない。そんなことをしたら鼓膜が破裂します。唾を呑んだりして耳抜きをするのです」

「はあ、できると思います」

「念のため、あめ玉を舐めていただきます」

大人用の紙オムツをしてあめ玉を舐める、となると、いよいよこれは原点回帰である。

背に腹はかえられないから、なんとかなるだろうと、前回の治療の時に初めて体験したが、思いのほか耳がつんとなり、かなり不快な思いをした。あめ玉を連続して4つ舐めたが、どの程度の効果があったのかはわからない。ただたんに、あめ玉であやされているだけのようにも思える。そうなるといよいよ原点回帰である(しつこい)。

今回の「ひとり合宿」は3日間。つまり1時間半の苦行を3セット行うことになり、メインの治療ではないにもかかわらず、こっちの方が憂鬱である。

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コメント

ついこの前まであんなに暑かったのに、あっという間に寒くなった。

冬タイヤに交換するために遠出して、ふと見上げると、Z王の山頂が白く冠雪していた。

以前、乙女旅ブログで鬼瓦さんの人体をZ王温泉スキー場に見立てて描写したことがあるが、

さしずめ、この雪は頭上の白髪にあたるだろう。

とすると、紙オムツの位置は、山のふもと一体になるだろうか。

温泉街をすっぽりと覆うなんて、相当大きい紙オムツだな。

クリストか。

梱包の芸術家か。

晩秋の美しい山並みを見て、こんなことを考えて嗤っているのは、世界中で俺一人だろう。

ちょっと待て。

もしかして、俺も紙オムツの中にいるの?

投稿: 🐢⛰🚼 | 2023年11月16日 (木) 03時12分

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