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いちばん目立つ車

職場に通勤するときは、片道2時間以上かけて車で通っている。

通勤のたびに何百台、何千台の車を見ることになるのだが、その中でいちばん目立つ車というのは何でしょうか?

正解は「トヨタ・センチュリー」です!

朝、首都高速の入口から入ると、かなりの確率で、気がついたら隣の車線で「センチュリー」が走っている、という場面に出くわす。

「センチュリー」といったらあーた、日本を代表する超高級車ですよ!子どものころ、自動車図鑑みたいなので、高級車の代名詞として必ず紹介されていたので、いくら車に興味がない僕でも、さすがに認識することはできる。黒塗りの車で、専用の運転手さんがいて、VIPが後部座席に乗るものと相場が決まっている。実際、よく見かけるセンチュリーは、後部座席側の窓すべてにカーテンがかかっている。これはもう、とても偉い人が乗っているに違いない。

ナンバープレートをちゃんと確認したわけではないが、僕がよく出くわすセンチュリーは、すべて同じセンチュリーなのだと思う。どんなに首都高が渋滞していても、センチュリーだけは見逃さないから不思議である。

何度かセンチュリーを見かけるうちに、どうやら、そのセンチュリーが僕と同じ入口から首都高に入って、都心へ向かっていることがわかった。そうなるともう、親しみを覚えずにいられない!

いったい、センチュリーに乗っているVIPというのは、だれなのだろう?

そんな想像をしながら出勤するのが常なのだが、今日はなんと、退勤の時に首都高で同じセンチュリーを見たぞ!

今日は職場を少し早めに出たのだが、午後5時前に首都高速を走っていると、同じセンチュリーが隣の車線を走っていることに気づいた。一般的には、退勤時間というには少し早い時間帯である。

なるほど、「重役出勤」というくらいだから、遅く出勤して早く帰るのだな。ますます乗っている人のことが気になった。

予想どおり、センチュリーは僕の車と同じ出口から首都高速を降りたのだった。

謎は深まるばかりだが、冷静に考えてみると、これだけセンチュリーを見かけるということは、俺自身が重役みたいなものなんじゃないだろうか。もっとも、こっちは保育園の送り迎えのために重役出勤にならざるを得ないのだが。

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