文にあたる
11月28日(火)
体中が痛いのは、薬を変えたせいだろう。先々週に変えた薬の副作用が、いまになってようやく牙をむきだしたのである。もちろんそれだけではなく、自らの運動不足も祟っている。
ということで、昨日の大がかりな作業も、今日の納品の立ち会いも、全盛期の半分以下の体力でかろうじて終えた。
1月末の韓国での国際会議の原稿も、今月末締切なのだが、まだ仕上がってはいない。
以前に大変お世話になった方から、メールをいただいた。原稿を書いたのだが、事実関係が間違っていないか不安なので、確認してほしいという内容だった。
添付されたPDFファイルを開くと、けっこうな分量の原稿である。短い期間だったが僕はこの方と一緒に仕事ができたことがよい思い出として残っている。わざわざ僕に事前の確認を求めるということは、先方もどうやらそう思ってくれているらしいと解釈した。そういう人の原稿を読んでも、まったく苦にならない。むしろ頼ってくれることがありがたかったので、よし今日は、空いている時間をすべてこの原稿の校閲に使おうと決めたのである。
業務が終わり、職場の図書室に籠もり、すでに再校となっている組み原稿をアタマからチェックした。読みながら気になるところを青い字で書き込んでいく。文章はわかりやすく、興味を引く表現をしているので、もちろん地の文はまったく直さず、データだとかそういったものをチェックするだけにとどめた。それでもけっこうな直しが入った。
僕はそれを数時間で仕上げ、先方に返送した。自分の原稿なら、こんなに熱心に、そしてこんなにテキパキと校正は終わらせないだろう。やはり読んでいて苦にならないのはその人を信頼しているからである。何度もくり返すが、「文は人なり」である。
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