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通院納め

12月27日(水)

先日、久しぶりに電話で話した知り合いから、

「ブログ読みましたけど、薬の副作用って、そんなにツラいんですか?」

「ええ、ツラいんです」

「ほんとうですか?大げさに書いているんじゃないでしょうね」

「ほんとうです」

と心配されたが、その知り合いの方が、一度に2つくらい大変なことを抱えているので、他人の心配をしている場合ではないのではないかとこちらが心配になった。

さて、その副作用だが、薬を半分に減らしたおかげか、以前よりはだいぶ皮膚の痛みが緩和された。それでもまだ痛いことは痛いのだが。

ただ、全身筋肉痛のような症状はなんとなく続いていて、動くのが億劫であることには変わりない。

本日はまた、車で1時間半ほどかかる総合病院で血液検査である。前回、筋肉の炎症の値が通常の30倍くらいに膨れ上がっていて、重い物を持ったことが原因か、前の薬の副作用が出たせいか、判断がつかないということで、もう一度血液検査をしたのである。

また信じられないような数値が出てきたらどうしよう。「あなた、即入院です」みたいなことを言われたら年末年始を病院で過ごすことになる。そうなったらイヤだなあ、と、病院で診察を待っている間はずっと憂鬱だった。診察になかなか呼ばれないのも、何らかの異常な数値が出て、対応を考えているんじゃないだろうかと、気が気ではない。

待合室で、まるで刑の執行を待っているような気持ちで座っていると、やがて僕の診察番号が電光掲示板に表示され、いよいよ診察室の中に入る。

「こんにちは、お待たせしました」

「こんにちは」

「どうですか、最近調子は」

「薬を減らしていただいたおかげで、手足の皮膚の痛みは、少し緩和されました。痛いことは痛いですけれど」

「そうですか。ところで、前回異常な数値が出た筋肉の炎症ですけどね」

「ええ」

「……今回の数値は戻っていました。前の薬の副作用を心配していたんですが、どうやらそうではないようです」

「そうですか」

なんと、筋肉の炎症の数値は元に戻っていたのだ。僕は安心をしたが、いまだに全身筋肉痛のような身体の痛みを感じるのは、副作用ではないということなのか?逆に恐いんですけど。

「ではいつものお薬を出しておきます」

「ありがとうございました」

「お大事に」

結局、今回は特筆すべき検査結果ではない、という結論になり、今年最後の病院通いも今日で最後になった。

疑い出したらキリがないが、ひとまず、これで年は越せる。

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