俺は知恵袋なんかじゃない!
12月7日(木)
副作用はいまだ治まらないが、仕事は平常運転につとめる。
午前中の重要な会議のあと、古株の職員さんに呼び止められ、自分の担当している仕事に自分では判断しがたい案件が発生しているので意見を言ってほしいと言われた。
話を聴いてみたが、1回聞いただけでは理解することはできないほどの、複雑な内容である。
小一時間話を聞いたが、なかなかに要領を得ない話で、結論は出なかった。だがその職員さんは、話しただけで満足した様子で帰って行った。結局、自分のなかのモヤモヤをだれかに聞いてもらいたかったのだろう。
仕事部屋で遅い昼食を食べていると、扉を叩く音がした。
出てみると、また別の職員さんである。
「職場にこんな問い合わせが来まして、ひとまず課内ではこの問い合わせは無視していいのではないか、という結論が出たのですけれど、上司が『鬼瓦先生ならば何かわかるかもしれない』とアドバイスされて、その問い合わせの資料を持ってきました」
見ると、私とはとくに関わりのない内容の問い合わせである。いや、よくよく考えてみると、ちょっとかすっていると言えなくもない。だからその職員の上司は僕の名前を出したのだろうけれど、俺は別に知恵袋じゃないんだ!ほかにも詳しい人間がいるだろう!
「いちおうこちらで引き取ります」
といって、先方からの問い合わせ資料一式を受け取って熟読してみたが、やはりどう考えても僕の案件ではない。
そのあとも立て続けに、何件か案件が持ちこまれ、それに対する対応をしていたらあっという間に午後の時間が消費されてしまった。
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