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ボケとツッコミ

鬼瓦殿

こんにちは。コバヤシです。少しご無沙汰してます。

昨日からバンド練習で福岡に来ているのですが、移動時間の暇つぶしということで、最近のネタを書かせていただきます。今回も、つまらなかったらゴメンなさい。

大阪に来て早3年が経とうとしていますが、まだまだ当地の文化に馴染めないところがあります。その一つが、所謂「ボケとツッコミ」です。大阪では、何気ない会話から仕事の会話まで、随所にボケが潜んでおり、それに対しすかさずツッコミを入れる必要があります。

先日も週に一度の職場の清掃の時間に雑巾を洗っていると、横にいた私よりも少し歳上の女性が蛇口や洗面台をキレイに拭いているので、「Hさん丁寧に掃除してくれて偉いね!」と何気なく声をかけたら、Hさん(女性)は「だって女の子だもん〜❤️」とワザと可愛らしい声を出して答えてきます。コレは明らかにツッコミを待っている発言なのですが、私はいきなりのボケに怯んでしまい上手くツッコミが出来ません。仕方なくHさんに「ごめん。俺、申し訳ないけれどツッコミ無理!」と逃げてしまいました。Hさんからは「センター長(職場では立場上、私はそう呼ばれています)、まだまだですね〜。」とダメ出しを食らってしまいました。

Hさんは、真面目でバリバリ働くキャリアウーマンを絵に描いたような人ですが、その彼女ですら、仕事の話をしでいても随所でボケをかましてきます。その度に、ゴメン、ツッコミ無理!と私は逃げ、Hさんからは、頑張りましょう!と言われてしまう始末です。

ちなみに、この春、異動してしまった彼女の元上司のH室長は、普段殆ど喋らないくせに、Hさんに対するツッコミは絶妙にこなしていました。それを見て何時も私はスゴイなあと感心ていたのですが。

先週末、この秋から加入したビッグバンドの演奏会があり、その打ち上げで、バンマスのデュークさんとジャネットさんに、カクカクシカジカと先日のHさんとのやり取りを話したところ(当地ではバンドメンバー同士があだ名で呼びあう習慣が有るようです。なので、私はバンドメンバーの本名を殆ど知りません。しかもそのあだ名のセンスも中々のもので、この習慣も私が馴染めないものの一つです。ちなみにデュークさんは本名が東郷さんだからです。)、デュークさんが「コバさん、大阪に来てどれくらい経つの?」と聞くので、「もう3年目になります。」と答えると、「そりゃアカンわ〜。そんだけ大阪におったらボケとツッコミぐらい出来んと。」とダメ出しを食らってしまいます。ジャネットさんは「ちとそのボケはハードル高いけどな。」と優しくフォローしてくれますが、デュークさんはそんなことお構いなしに「あのな、コバさんな、そういう時は無理だとか言わんで、取り敢えず、何でやねん!と言っときゃいいんよ。」と言うので、私は「えっ、でもデュークさん、なんでやねん!だけだったら話が上手くつながってないじゃないですか?」と言うと、ジャネットさんが「大丈夫。ちゃんとボケてくれる人だったら、すかさずツッコミで返してくれるから。」、「そんなんで良いんですか?」と聞くとデュークさんもジャネットさんも「そんなんでええんや!」と声を揃えて答えます。「さあ、コバさん、取り敢えず、なんでやねん!て言うてみい。」、「えっ!私、関西弁喋れませんよ。」、「いいから言うてみい。」と強引に2人が迫るので仕方なく「なんでやねん!」と少し恥ずかしそうに言うと、2人は「全然大丈夫やん!少しもおかしいないで。じゃあ、もう一回言ってみよう。」と何度か、なんでやねん!を連発させられてしまう始末。一体俺は何をやってんだろうと思いつつ、大阪の夜は更けて行くのでした。

それにしても、なんでやねん!という言葉は、最近注目されている、知らんけど、と同様に関西においては何にでも使える万能のフレーズのようです。

ところで、先程のジャネットさんですが、貴君はどのような人物を想像したでしょうか?誤解があるといけないので説明しておくと、ジャネットさんは65歳の少し禿げかかったおっさんで、かつては市役所で働いていたそうで、職場ではセクハラ発言も多かったとのこと。

何故ジャネットさんなのか全く分かりませんが、これもなかなかのセンスですね。

ということで、何だか良く分からない話を長々と失礼しました。

それでは、大分寒くなってきましたので、くれぐれもご自愛ください。

また、そのうち!

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