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君も博士になれる展

2月11日(日)

せっかくの3連休、5歳の娘をどこかに連れていきたいと思いつつ、なかなか適当な場所が思い浮かばない。娘は「カラオケに行きたい!」と頻りに言うのだが、あまり健康的な感じがしないので却下した。それに代わる面白いものを見つけなければならない。ただし、身体を動かすこととか、アウトドアの遊びというのは、こっちの体力がないということから選択肢にものぼらない。

考えたあげく、「君も博士になれる展」に行ってみるのはどうかと考えた。民放のテレビ番組から派生した展示というかアトラクションである。それを思い付いたのが、今日の10時頃、そこから慌てて調べて、どうやら本日の入場チケットが買えそうだとわかり、急いでスマホでチケットを購入して、姪や母方の祖母にも急遽呼びかけて、総勢5人で車に乗って40分ほどかかって到着したときには、お昼の12時をまわっていた。

すでにチケットの購入手続きの際に、13時からの入場と決めてしてしまったものだから、1時間弱で昼食をとらなければならない。こっちは事前に何も調べてこなかったものだったから、「昼食はどこか適当な場所があるだろう」と高をくくっていたら、ドトールコーヒーしか見つからなかったので、そこで軽食をとることにした。

で、13時に入場したのだが、思ったよりもスペースが狭く、しかも多くの家族連れでひしめき合っている。もちろんそこにあるアトラクションじたいは、小さい子どもの興味関心を引くものばかりであり、楽しめる空間になっているのだが、それにつきそっている大人、というか僕は、だんだんと具合が悪くなっていった。

2時間も遊んでいればもう限界、というのは大人の理屈で、5歳の娘にとってはもっと遊びたいらしいのだが、やはり5歳の娘の体力も気持ちには追いつかず、最後はグズり始めたので、車に乗ってそそくさと帰ってきた。隣接したお店は、本屋と文具屋とCDショップが合体したような夢のようなお店があったのだが、捲土重来を期すことにした。

建物を出ると、具合の悪さが次第に解消されていった。よくよく考えると、僕は酸欠状態に陥っていたのだ。あの狭い空間の中で、多くの人たちがひしめき合っていれば、自然と酸素が足りなくなる。建物を出たとたん、ひんやりと澄んだ空気に触れたことにより、僕の気持ちは建て直されていったのである。とはいっても、肉体的に疲れたことじたいは解消されることはなかった。

この地元に住む後輩に後から聞くと、ちょっと歩けば食べるところはたくさんありますよと教えてくれたのだが、なにぶんそんな調子だったから、周りを見る余裕などなかった。教訓としては、思いつきで行くものではなく、事前にいろいろと調べてから行った方がはるかに有意義だという、実にあたりまえの結論である。

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