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2日連続懇親会

3月9日(土)

今週は会議が多くてほんとうに忙しかった。それに加えて確定申告も出さなきゃと思い、水曜日に作成して、木曜日の午前中に税務署に出しに行った。なにしろマイナンバーカードを作る気がないから、「マイナンバーカードがあれば確定申告の書類を作るのも楽ですよ!」という風説とは無縁なのである。

昨日の金曜日は、職場の最高議決会議があり、年度末だったこともあり、会議終了後は職場の近くで懇親会が行われた。社外取締役が何人も参加するので、こちらとしても参加しないわけにはいかない。

そして今日土曜日も朝から都内で会合があった。会合は18時過ぎまでかかり、そのあとはやはり懇親会が行われる。すっかりヘトヘトで帰りたかったが、わざわざ韓国からの4人のお客さんも会合に参加しにきてくれたので、ホスト役の僕としては懇親会に参加しないわけにはいかない。

この会合のために来日したキムさんは、僕が韓国留学時代に韓国語を習ったキム先生のお姉さんである。たまたまこのプロジェクトを立ち上げるときに、余人をもって代えがたいということでプロジェクトに参加してもらったのである。かつて教わった韓国語の先生のお姉さんと一緒に仕事をするというのは、まことに不思議な縁である。キム先生のエネルギッシュな行動力には、いつも敬意を表している。

懇親会の席で久しぶりにいろいろとお話ししたが、なにしろ僕の韓国語がすっかり衰えてしまって、言葉がなかなか出てこなかったり、時制を間違えたり、自分に対して尊敬語を使ったりで、もうボロボロである。それでもそんなボロボロな韓国語でも、意図をちゃんと理解してくれて、コミュニケーションが奇跡的に成立した。もっとも、通訳の人がいてくれたので、込み入った話は通訳の人にお願いしてしまったのだが。

僕が言った一言に、韓国のお客さんたちが何度か爆笑した。これは、僕がヘンな韓国語を使っていたからなのか、あるいは適切なワードを適切なタイミングで発したことが上手くハマった証なのかは、よくわからない。ま、後者としておこう。

ちょっとまわりの人には聞かれたくない話をしたくなり、僕はキムさんに韓国語でその内容をたどたどしく話しかけた。

するとキムさんも同じことを思っていたらしく、僕の言葉に共感してくれ、そのことについてさらに補って話をしてくれた。周りに聞こえないように。

「どうしたんですか?」と、韓国の人たちに聞かれ、

「(まわりの日本人に聞かれてはまずい話ので)韓国語で話したんです」

と言ったら爆笑された。

なるほど、たとえこっちの韓国語が片言でも、日本人よりも韓国人の方が共感してくれるというケースがあるのだな。考えてみれば、日本語の母語話者同士だからといって、決してわかり合えないこともあるのだから、当然といえば当然である。コミュニケーションとは何だろう?と考えさせられる。

「次は夏ごろに韓国でお会いしましょう」

と約束してお別れした。決して社交辞令ではなく、本当に行かなければならないことになりそうだ。

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