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閉会挨拶

3月24日(日)

何度でも書くが、年度末の週末はほとんど仕事で埋まってしまう。

いろいろなプロジェクトが、年度末に駆け込みで会合を行うためである。いくつものプロジェクトを掛け持ちしていることが仇になって、首が回らなくなる。自業自得とはこのことである。

今日は北関東の中核都市で会合があったのだが、僕はそこで「閉会の挨拶」をしなければならなかった。そういう役回りなので仕方がない。

会合でのお話を気を抜くことなく聞き、それをふまえて10分弱の閉会の挨拶をしなければならない。つまりいってみればちょっとしたコメントであり、あらかじめ台本が用意できないのである。

もちろん台本をあらかじめ用意してどんな内容の会合であっても変わらない挨拶をすることも可能なのだろうが、そんなものは僕だってつまらない。登壇者のお話を聞いた内容を織り交ぜながら挨拶をその場で考えたいのである。落語の三題噺みたいなものである。

一生懸命登壇者のお話を聞きながら、メモをとってみたのだが、これを10分以内にどのようにまとめたらいいかがむずかしい。

結局、ノープランのまま喋ることにした。もちろんメモは手元で参照していたが、結果的に、自分が漠然と思い描いていた話の流れとは異なる挨拶となった。しかもそれが不思議なことに自然に口をついて出てくる。まあそれでも破綻なくまとめたのでよしとしよう。

それもこれも、さんざんラジオを聴いているおかげだろうと、僕はラジオに感謝した。

そのあとの懇親会は、完全アウェイだったので出たくなかったが、立場上、参加しなければならない。あいかわらず僕は最後まで取り残されていた。

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