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飛行機災難

3月30日(土)

今年度最後の出張である。

昨日の夕方に羽田空港を発ったのだが、羽田空港が飛行機の大渋滞で、搭乗してから30分以上も離陸しなかった。

「ただいま、滑走路が渋滞しておりまして、管制塔から離陸の指示が出ておりません」

というアナウンスが繰り返されていた。

これと同じようなこと、どこかで体験したことがあるなあと思い出してみると、15年以上前に中国に旅行に行った時、飛行機に乗ったはいいが、待てど暮らせど離陸しないということがあったことを何となく思い出した。日ごろ定時運航に慣れていた僕にとっては、国が違えば事情が違うのだろうと、さして腹を立てることもなかった。

しかし今回は少し腹が立ってきた。滑走路が渋滞することがわかっているのなら、もう少し対策はとれるんじゃないか?と。もともと、そういうスケジュールを立てた時点で机上の空論だったのだ。

幸い、昨晩は移動が目的でとくに用務もなかったから別にダメージを受けることもなかった。

そして今日が用務の日である。午後から3時間の会合に出席することが、その用務なのだが、午前中はチェックアウトギリギリまで原稿を書くことにし、その後用務先に行って、3時間の会合に出席した。

用務が終わればまた帰途につくわけだが、僕は余裕をみて、19時30分に出発する飛行機を予約しておいた。会合は予定通りの時間で終わり、空港には比較的余裕を持って到着することができた。

お土産を買ったり食事をとったりして時間を潰し、保安検査場を通過して搭乗口に向うと、出発時間が変更されていた。19時30分ではなく、20時10分に変わっていたのである。

おいおい、40分も遅れるのかよ!

空港内のアナウンスでは、使用機の到着が遅れているためと説明していた。しかし注意深く聞いてみると、遅れているのは僕が乗る便だけでなく、ほかのほとんどすべての便が、使用機の到着が遅れるため、ほぼすべての飛行機が出発時間を遅らせるという措置をとっているようであった。

週末だから仕方がないのかもしれないが、僕の記憶ではこれまで定時運航を宗としていたこの国の誇りは、どこに行ってしまったのだろう?そして遅れたからといって、申し訳ないという様子もさほどみられないのである。

いや、別にそれはどうでもいいのだが、これって意外と深刻なことなんじゃないかと思えてきた。だって明らかに仕事が回ってないということでしょう?これからこの国は、こういうことが常態化する国になるのは間違いない。これから改善されてよい方向に向かうということは、到底考えられないからである。

むかしは、「外国(とくに開発途上国)の飛行機は平気で遅れたりするから困る」などと無責任に言ったりしたこともあったと思うが、その言葉はいま、この国に向けられている。人手不足で仕事がたいへんで、回らないんだったら回らないでいいから、先進国の看板を下ろした方がよい。

そんなことは言っても仕方がない。それよりもさらに悲惨なことがあった。

遅れて到着した飛行機に乗り込み、いつものように荷物を上の棚に収納し、ようやく飛行機が離陸した。

羽田空港に着陸して、シートベルトのランプも消え、さあ、荷物を上の棚から取り出そうと座席から立ち、背伸びして上の棚を開けようとしたら、

ズルズルズルっ!!!

と、僕のズボンが床のところまでずり落ちてしまった!

まるでコントみたいな話である。おそらく、ズボンのベルトを「甘締め」していて、背伸びをした時に自然とお腹が引っ込んでしまったため、ズボンがずり落ちてしまったのだろう。

もう最悪だ。満座の席でズボンがずり落ちたのだから。

しかし幸いなことに、ズボンの下はパンツではなく、黒いズボン下を穿いていたため、誰にも気づかれずに済んだ。僕は何事もなかったかのように、ズボンを腰の位置まで戻し、事なきを得た。

バレてなくてほんとうによかった。というか災難だらけだ!

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