カンドゥーからの葛西臨海公園
6月30日(日)
「カンドゥー」はどうやら仕事体験ができる空間らしい。キッザニアみたいなものか。
朝8時に娘と2人でカンドゥーに向かう。車に乗り高速道路を使って1時間ほどのところにあり、ちょっと遠かった。
9時過ぎにカンドゥーに入ると、すでに多くの家族連れでごった返していた。それらの家族がいっぺんに入場してしまうとパンクしてしまうので、およそ40分ほどかけて、時間差を設けながら入場させた。予約チケットのQRコードを読み取ってもらい中に入った頃には、10時を回っていた。
入場するとすぐに「予約機」と呼ばれるモニターにならび、希望する仕事体験を選択するのだが、1回につきひとつの体験しか予約できない。ひとつの仕事体験が終わると、また予約機のところに走って、こんどは次のブースを予約する。書き忘れたが、会場全体がフードコートのような作りになっていて、椅子とテーブルが置かれた周りにいろいろなブースがあり、さまざまな体験ができるのである。
こっちはノープランだったので、あらかじめどんな仕事体験をするかなどは決めていなかった。私が予約機の前に立った頃には、すでに娘が希望する仕事体験は粗方予約でいっぱいになってしまっていた。じゃあ空いているところでも、と娘に提案したのだが、どんな職種でもいいというわけではなかったようで、こっちの提案に対してなかなか首を縦に振らない。そりゃあそうだ。娘がいくら小さいとは言っても、やりたい仕事もあればやりたくない仕事もある。何でもかんでも体験させればいいというのは親のエゴである。
それでもなんとか3つの体験だけはすることができた。しかしいずれも希望の仕事体験ではなかったので、あまり乗り気ではなかったようだ。娘がその会場の中でいちばん熱心に取り組んでいたのは「ぬりえ」だった。あらかじめ決まっているキャラクターに色を塗って、その紙をスキャンすると、映像の中に取り込まれ、モニター上でトントン相撲ができるという、こうして書いていてもよくわからない遊びがあり、それがいちばん関心が高かったようだ。ぬりえだったら、高速道路を使って1時間をかけて来なくても家でできるじゃねえか、と言いたかったが、まあやりたいことを見つけてくれただけでよしとした。
午前の部は10時に始まり、14時半までの完全入れ替え制であったが、午後になるとほとんど仕事体験が予約で埋まってしまい、新たな仕事体験がまったくできなくなってしまった。仕方がないので早めに切り上げ、帰る途中にある葛西臨海公園に立ち寄ることにした。「観覧車に乗りたい」と言い出したからである。
カンドゥーで過ごした4時間近くの時間は、僕の足にかなりのダメージを与えた。両足の裏の皮膚が暴れ出し、あまりに痛くて歩くのがやっとだった。このうえ葛西臨海公園内を歩いて移動し、観覧車に乗るというのだから、なかなか気が重い。
日曜日の葛西臨海公園も同じように家族連れでごった返していた。やはりみんな考えることは同じだ。観覧車のチケットを買って乗るまで20分ほど待たされた。観覧車の乗車時間は17分ほど。かなりコスパが悪い。
観覧車から見えるところに遊具をともなった広場があることを娘はめざとく見つけた。娘はとにかく、遊具のある広場に目がないのだ。観覧車から降りると、その足でその広場に向かい、例によってそこで「にわか友だち」を見つけて遊んでいた。頼むからその「にわか友だち」と再会の約束なんかするんじゃないぞ、と気が気ではなかったが、今回はその事態は避けられ、ホッとした。
結局夕方の5時近くまで遊び続け、車に乗って帰途についたときには、僕はもうヘトヘトだった。
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