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GODIVA災難

6月22日(土)

いよいよ娘の最後のピアノ教室である。

最後なので、ピアノの先生に、今までの感謝の意味を込めて、何かプレゼントをしなければならない。

そういえば、義妹の娘、つまり姪が中学受験のためにピアノ教室をやめたときに、先生にどんなプレゼントをしたのだろう。聞いてみると、

「ピアノ教室の近くにGODIVAのお店があるでしょう?そこでチョコレートを買いました」

「なるほど、それならば悩まなくていい」

「ただ、GODIVAのチョコはかなり高いですよ」

「知ってますよ。それだけ高級だということでしょう」

「買おうと思ってお店に入ったら、あまりの高さにビックリして、結局4個入りで千数百円のチョコレートの小さい箱を先生にお渡ししました」

「4個入り?それは少ないねえ」

「それ以上だと高くて買えなかったんです」

どうしようか迷ったが、考える時間がない。僕もGODIVAのチョコをプレゼントすることにした。

午後、ピアノ教室のある繁華街にバスで向かう。ピアノ教室の時間まではまだ相当時間があるが、あいかわらず娘の聞き分けのなさには手こずらされる。

そろそろピアノ教室の時間になるので、その直前にGODIVAのチョコを買おうとお店に入る。ケースに入ったチョコの詰め合わせを見ると、たしかに高い。

義妹が言うように、4粒で1600円だった。しかしこれをプレゼントするというのは、なかなか貧相である。

思い切って3000円台のチョコにしようと、8粒入りのチョコ詰め合わせを買うことに決めた。すると娘が自分も食べたいと言い出した。

さすがに「このお店は高いからダメだよ」とは店員さんの前ではいえず、「ほかのお店で買ってあげる」とか、「こっちに一粒のチョコレートがあるよ」といろいろ言ってみたのだが、娘は4粒1600円のチョコの詰め合わせを指さし、

「これが食べたい」

という。いろいろ話をそらそうとしたが、娘は頑として譲らず、もしこっちが拒否でもしたら大泣きされそうな勢いである。

根負けして、娘用に4粒1600円のGODIVAのチョコを買わざるを得なかった。合わせて5000円近くの出費である。

仕方がない、ピアノの先生に5000円のチョコをプレゼントしたと考えることにしよう。

 

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