« 悲しき遊歩道 | トップページ | おじいちゃんがどうした! »

スランプだから書けないのではない

6月18日(火)

10時半から打合せ、終わって5分でおにぎりを頬張り、お昼休みに打合せ、13時から始まった全体会議が16時近くに終わり、その後あちこち調整に駆け回っていたら、あっという間に18時を過ぎてしまい、ヘトヘトになった。これは絶対に糖分が足りないのだなと、たまたま持ち合わせていたアーモンドチョコを頬張ってしばらくしたら、ようやく落ち着いた。アーモンドチョコはお守りだな。

翌19日(水)は夜にこっちのメンタルをやられるようなまことに理不尽な内容のメールが来て、打つ手なし、万事休す、となったのだが、まあそれはおいおい考えるとして。

「職業的文章」といってもいろいろあるのだ、ということを前に書いたが、百科事典の項目、なんて仕事がある。

むかしは百科事典にあこがれたものだ。家にずらっと並んでいたらかっこいいもの。残念ながらうちには百科事典はなかった。

時は流れ、いまや百科事典は場所をとるばかりの邪魔者扱いをされている。紙媒体の百科事典をやめ、Web上でのデジタル百科事典に切り替えたところもある。たしかに便利なのだろうが、無料で読めるWikipediaとどう違うんだろう?…ということは、言っちゃいけないんだよね。

そのデジタル百科事典から、事典の項目を書いてくれという依頼が来たのは4月のことだった。断りたかったのだが、前にお世話になった出版社なので断るわけにもいかず仕方なく引き受けたのである。

つい最近、リマインドのメールが来て、「6月30日が締切なので、よろしくお願いします」という。いけね、すっかり忘れてた。何も書いていないぞ。というか、まったく書く気が起こらない!

依頼されたのは1項目だけで、前の情報が古くなったので、新しく書いてほしいという趣旨だった。たしかに紙の百科事典だったらおいそれと更新できないが、デジタルだったらスナック感覚で更新ができる。なるほど上手いやり方だ。800字から1200字程度ということなので、分量はそれほど多くはない。

しかし問題はそこではなかった。依頼された項目が、僕のまったく関心のないテーマだったことが、いちばんの問題だ。「適材適所」の正反対、「不適財不適所」にもほどがある!

ほかに適任者がたくさんいるのに、どうして僕が書かなきゃならないんだ?理由は一つ、「むかし恩を売ってやっただろ?」ということに決まっているのだ、といつものように被害妄想が広がる。

だがこの800字から1200字がまったく書けない。今日こそ書こうと、パソコンを開いたが、締切が同じ6月末の別の原稿のほうを書き始めてしまった。こっちの方は、だいたいの素材がそろっていたこともあり、それをいろいろ組み替えたりして12000字ほどの文章にまとめた。あとは細部を調整して、完パケまではもう少しである。

それにしても、その10分の1以下の分量の文章が書けないというのはどういうわけか?しかも12000字の文章はノーギャラなのに対して、最大1200字の文章はそこそこのギャラが出るのだ。

うーむ。「ギャラが出る」というニンジン、ならぬアーモンドチョコをぶら下げて書くしかないか。

|

« 悲しき遊歩道 | トップページ | おじいちゃんがどうした! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 悲しき遊歩道 | トップページ | おじいちゃんがどうした! »