« やんごとなき場所へ | トップページ | 日程調整という名の暴力 »

新プロジェクトは立ち上がるのか

6月13日(木)

上司から「新しいプロジェクトを立ち上げるように」という命令が下された。

またですかあ~、と言いたいところなのだが、上司も困っているようなので、上司を責めるわけにも行かない。

困ったなあ。最近は毎年のように新しいプロジェクトを立ち上げている。プロジェクト自体は3年ほどで終わるのだが、終わったそばからまた新しいプロジェクトが始まる、の繰り返しで、この状況が無限に続いている。人手不足にもほどがある。

自分だけでは新しいプロジェクトを立ち上げるのはとても無理なので、以前に一緒に仕事をしたことがある仕事仲間の協力を仰ごうと考えた。

こういうことは、メールのやりとりではダメだ。直接会って話をしないと。というわけで、日程調整をしたところ、木曜日の13時~16時の間だったら時間がとれると返信をもらったので、その時間に彼の職場を訪れ、新しいプロジェクトについての相談をすることになった。

最初に趣旨を説明すると、以前に一緒に仕事をしたことがあっただけに、さすがに飲み込みが早い。プロジェクトを立ち上げるために新しい仲間を募らなければならないのだが、その仲間を誰にするかということに最も時間が費やされた。

この種のプロジェクトでいちばん大事なのは、誰を巻き込むか、どういう組織を作るか、ということである。いかに高い能力があっても、暴走する人であったりしたら、プロジェクトはたちどころに空中分解する。彼もその点はよくわきまえていて、

「○○さんもいいんだけどね…。暴走すると手がつけられなくなって、ほかのメンバーが置いてきぼりを食らっちゃうだろうね」

といったような人物評がことごとく僕のそれと一致していた。また、名前を出してほしくないなあとひそかに思っていた人物の名前も出ることがなかった。「チームプレー」ということについてわきまえてくれたのは、彼自身がこれまでさまざまなプロジェクトに立ち会ってきた経験によるものであろう。

3時間近く話をして、彼の方針に従って、なんとなく方向性が定まった。それが形になるかどうかは、これからの問題である。

彼は私より1歳上、つまり同世代である。僕はとっくに、もう新しいことは始めたくない、もうそろそろフェイドアウトしたいと思っているのに対し、彼はいまも新しいことを始めたいという意欲にあふれている。

こりゃあ困ったぞ。俺もいい加減にはつきあえない。やるんだったら、いいプロジェクトにしたいという気持ちには変わりない。

「ま、せっかくだから3年間、遊びましょう」

という彼の言葉に、肩の力を抜いて、やりたいことをやろうと腹を括った。

|

« やんごとなき場所へ | トップページ | 日程調整という名の暴力 »

職場の出来事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« やんごとなき場所へ | トップページ | 日程調整という名の暴力 »