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原稿を週明けに持ち越さない

6月21日(金)

水曜日の晩にこっちの精神を崩壊させようとするメールが来て、頭に血が上ったのだが、今日はすぐにそれに対応する気にならず、今日は別の仕事に専念することにし、週明けに冷静になってから対応を考えることにした(冷静になれるか?)。

今週中に手放したかった仕事が多い。6月末締切の原稿が2本、週明けくらいに締切の校正が2本には、少なくとも手をつけなければならない。

おまけに職場で学んでいる若者から、原稿を書いたので添削してくださいという依頼が先週末に来て、けっこう分量のあるその原稿を読んで赤を入れて返さなければならない。

どこから手をつけようか。

迷ったあげく、まずは若者が書いた原稿の手直しをすることにした。しかし午後の2時間ほど、オンライン研修会のため時間がとられる。それでも、それを聴きながら原稿を読み続け、赤を入れつつ、研修会の講師に形ばかりの質問を投げかけるという、なんというマルチタスク!

夕方にひととおり原稿のチェックが終わり、若者がまだ職場に残っていたので、赤を入れた原稿を前にして、小一時間ほどコメントを口頭で説明する。

前の職場では、そういう仕事が多かったが、いまはすっかりそういう機会が少なくなったので、久しぶりに自分にとって充実した時間となった。若者に文章指南をすると見せかけて、本当は自分に言い聞かせているのである。むかし、芸人の上岡龍太郎さんが、

「(芸人は)弟子はとった方がええ。弟子に教えることで自分に跳ね返ってくるから」

と言っていて、これはこの業界でも同じことだと実感している。残念ながら僕に弟子はいないのだが。

若者の原稿を返して、これで一つ手放すことができた。今日はもう一つくらい手放しておきたい。

考えたあげく、懸案になっている百科事典の項目を書き上げることにした。前に述べたように、800字~1200字の短い文章だが、自分の関心とはほど遠くて、どうしても書く気の起こらなかった。しかしこれをやっつけないことには、週を越せない。

暗くなったフロアにはほぼ誰もいない。ようやく静かになったときをねらって、気が散る仕事部屋を出て、共通スペースに置いてある机を陣取って、原稿を書き始めた。

僕の長年の経験では、1200字の原稿だと1時間もあれば書くことができる。ただしモチベーションが低い原稿については1時間で済むかどうかわからない。とくに百科事典の項目だから、正確性が問われるわけだ。

それでもなんとか書き上げる。最終的に1000字強となった。あとは何度も読み返し、文章のつながりがちゃんとしているか、破綻していないか、誤字や変換ミスがないかなどを入念にチェックする。ひとまずこれでいいだろうという段階まで来て、そのまま出版社にメールで原稿を送った。

やっとこれで重かった荷物を手放した。残るはもう一つの原稿と、校正が二つである。それが終わると、今度は7月締切の原稿がいくつかあるので、この状態は無限に続く。

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