韓国3日目
8月29日(木)
朝、7時50分にホテルを出て、今日の目的地に向かう。
今日の目的地は、東大邱駅のパスターミナルから市外バスに乗って1時間ほどの古都の町なのだが、ホテルから東大邱駅まで、地下鉄に乗れば1本で行けるなあ、でも荷物をぜんぶ持ってチェックアウトしなければならないから荷物も重いしちょっと面倒だなあ、と思っていたら、友人が車で7時50分にホテルまで迎えに来てくれるという。車で東大邱駅まで送ってくれるというのだ。なんとありがたいことか。
その韓国人の友人は、15年前に僕が韓国に留学したときに大変お世話になった人で、彼自身、日本に留学していた経験があるので、日本語での意思疎通が問題なくできた。銀行口座を作ってくれたり、留学中に住むアパートを探してくれたり、何もできない僕の生活面をサポートしてくれた恩人である。そして15年後も変わらずサポートしてくれていて、本当に得がたい友人である。
8時30分出発のバスに余裕で間に合った。僕はその友人に感謝をして、再会を約束した。
バスは一路、古都の町に向かう。台風の影響からか、天気は不安定で、雨が降ったりやんだりをくり返す。古都の町に着いたときは、奇跡的に雨が止んでいた。
バスターミナルからタクシーに乗り、用務先に向かう。ここでも別の友人のサポートにより、わかりにくい場所にある用務先に無事に着いた。
そこで、先行するチームと合流した。いよいよ今日からが本番である。
午前中はずっと室内で用務を行い、昼食後は別の場所に行き、やはり室内で用務を行った。室内だから楽かと思いきや、ずっと立ちっぱなしの作業だったので、すっかり疲れてしまった。
午後3時半に室内での用務が終わったのだが、次に山の上の古刹に向かうという。チームは全部で12名の大所帯なので、貸し切りバスに乗って山の上の古刹に向かった。
以前にも行ったことのある古刹だったのでよく知っているのだが、境内が広いので、みんなと一緒に歩いて回れるかが心配だった。案の定、かなりみんなから後れをとって歩くことになってしまった。
這々の体でバスに戻ると、
「まだ時間に余裕がありますので、さらに山の上の窟を見に行きます」
えええぇぇぇ!!まだ行くの~?その窟も以前に行ったことのある場所だ。
僕はさすがに足がいうことを聞かなくなったので、
「すみません。みなさんが見学している間、ふもとで休憩しています」
と、窟に行くのを諦めた。
以前だったら無理をしてでも行ったのだろうが、翌日以降もこんな感じで移動が続くので、体力を温存しておかなければならないのだ。
1時間近くたって、みんなが窟から戻ってきた。
「どうです?素晴らしかったでしょう」
と、初めてこの窟を訪れたチームの1人に聞くと、
「ええ、素晴らしかったです。でもあんなに歩かされるとは思いませんでした」
それを聞いて、窟に行かなくてよかったと心底から思った。
その後貸し切りバスは、1時間ほどかけて、本日の宿所に到着した。初めて泊まる町である。休む余裕もなく夕食のお店に行き、夜9時頃にようやく解放された。
「2次会に行きましょう」
と誘われたが、丁重にお断りした。
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