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エアコン交換

9月14日(土)

これからは食に関するエッセイを積極的に載せていこうかと、前回はカレーについて書いてみたのだが、その後がなかなか続かない。しかし「グルメ・クッキング」のカテゴリーを見ると、食欲が旺盛だった頃にはそれなりに書いていたようである。

ということで、今回は食の話ではなくエアコン交換の話。

いまのマンションに引っ越したのが6年ほど前なのだが、そのときにエアコンをリビングに取り付けた。しかし、いつの頃からか、このエアコンの冷房の効きが悪くなった。冷房をつけると最初は元気よく冷風が出るのだが、ほどなくして冷風が出なくなる。またしばらくして、思い出したように冷風が出るのだが、ほどなくして冷風がストップしてしまう、のくり返しだった。

温度を20度に設定しても、取り立てて涼しくなるということはなく、とくにこの夏は冷房の効きの悪い部屋で汗を搔きながら過ごさなければならなかった。

さらに僕が寝る部屋は別の部屋なので、扉を開けっぱなしにしたとしても、リビングの冷房の恩恵にあずかることはほぼ絶望的である。もともと効きの悪い冷房なのだ。

仕方がないので、扇風機をつけながら寝ることにした。子どもの頃、

「扇風機をつけっぱなしで寝てしまうと、死ぬ」

という都市伝説があり、それが怖いので寝るときは扇風機を必ず切って寝たものだが、かなり大人になってから、どうやらつけっぱなしで寝てもも大丈夫らしいということに気づき、いまでは平気で扇風機の風を受けながら寝ている。しかし6時間経つと自動的に切れる設定になっているので、扇風機の風が止まると途端に汗が噴き出してくる。

この生活、なんとかならないかと思っていたら、さすがに家族もエアコンの交換の必要性を強く感じたらしく、家電量販店で新しいエアコンを買い直すことにした。

しかも今回は、リビングだけではなく、僕の寝ている6畳ほどの部屋にもつけることになった。つまり1台から2台に増えるのである。これはありがたい。

しかし、ちょっと困ったのは、僕の寝ている部屋には寝ているところの周りに本が無造作に積まれていて、ダンボールに入ったりしている。エアコンを取り付けるためには、設置場所の周辺だけでも、本をどけなければならない。

僕は昨日、汗だくになりながら本を少しばかり整理し、とりあえず設置場所付近に置かれていた本を別の部屋に避難させた。「とりあえず」なので、設置場所以外のスペースには本が無造作に積まれている。こんなものを取り付け業者の人に見られたらドン引きされるかもしれないと思いながらも、妙案がないので仕方なくそのままにしておいた。

で、本日がいよいよ新しいエアコンが設置される日である。

設置業者からは、「午後1時~3時のあいだにうかがいます」という連絡があったので、午後1時から待っていると、待てど暮らせど来ない。するとまた電話が来て、「ちょっと前の作業が遅れておりまして、到着が3時過ぎると思います」という。

こっちは、すぐにエアコンの交換工事に取りかかれるように、午後1時からエアコンを切って待っていたのだが、結局2時間近く、エアコンを切ったまま待つことになった。9月中旬とはいえ、残暑というよりも猛暑の日なのでたちどころに汗が噴き出した。

午後3時過ぎに設置業者さん2人がやってきた。たぶん今日は朝から同じような作業をずっとしてきたのだろう。しかもこの暑さである。エアコンを交換するためには、エアコンを切って作業しなければならないので、たぶん作業効率は下がるのだろう。しかもどちらかといえば年配の方と言った方がよいおじさんなので、とりわけ暑さにはこたえることは容易に想像できる。だから設置工事が予定の時間より遅れてしまっても責めることはできない。というより、僕はそもそも職人気質の人には無条件で敬意を表しているので、業者さんのペースで作業してもらうことには何の不満もないのだ。

このたびのエアコン設置の作業は、まずリビングのエアコンを取り外して、新しいエアコンに交換する、というのと、僕が寝ている部屋のエアコンを新しく設置する、という二つのことをやらなければならない。当然ながら、設置工事中はエアコンは付けられないから、業者さんも汗だくになってエアコンの取り付けをしなければならない。それを二つも設置するのだから、いやはや大変な作業だ。

設置工事には2時間ほどかかり、午後5時過ぎにようやく終わった。

エアコンを付けてみると、これがびっくりするくらい涼しい。いままでのエアコンはいったい何だったのか?

僕の部屋もエアコンを付けてみたが、狭い部屋なのでなおさらに涼しく感じる。これはもう扇風機いらずだ。

エアコンを付けながらしばらくベッドに横になっていると、寒くなってエアコンを消したほどである。

 

 

 

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