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取材というより雑談

9月30日(月)

今日もなかなか忙しい。

午前は、来週から始まる大規模イベントの作業があった。昨年春のことを思い出し、久しぶりにこの種のイベントに関わることができた喜びを噛みしめた。

昼食休憩後、13時から僕が司会の会議があったが、30分で終わった。引き続きイベントの作業場へ向かったが、14時30分から取材対応があるので、滞在時間は1時間ほどしかない。そういうときに限って、作業のための下準備があまり進まず、したがってこちらが作業できる時間がとれなくて、時間になったので泣く泣く作業場を後にした。

取材に来られた記者の方は、全国紙の某地域の中核都市の支局の方で、もちろん初対面である。会うなりよく喋る明るい人で、ぼる塾の田辺さんを連想した。

取材内容は、4年ほど前の職場のイベントに関することだった。なんでも最近その県である問題が持ち上がり、それが4年前のイベントとかかわる問題で、その問題をどう考えたらよいか、そのときの担当者にお話を聞きたいとのことだった。僕はそのイベントの末席に連なっていただけなのだが、いまではそのイベントについて語れる者がほかにおらず、荷が重いと思ったが仕方なく取材の依頼を受けることにしたのである。

事前の準備をまったくしていなかったが、喋っているうちにだんだん興が乗ってきて、気がついたら2時間半も喋っていた。取材というより雑談である。これがどんなふうに記事にまとめられるのだろう?だって雑談しかしていなかったぞ。

「これは地方版に載るのですか?」

「いえ、全国版です。11月の半ば頃に掲載予定です」

それを聞いてにわかにビビってしまった。なんかエラそうなことを言ってしまったぞ!

「写真を撮ってもいいですか?」

と、写真もバシバシ撮られた、ということは、写真も載るのか?これでは面が割れるではないか!ますます困った。

2時間半の雑談の中でいちばん興味を引いたのは、以前にその記者の方がある女性落語家に取材をしたというくだりである。今回の取材のきっかけを作ってくれた人なのだという。どうやら4年前のイベントを見に来ていただいて、その感激を記者の方に伝えてくれたらしい。

僕は初めて聞く落語家さんだったが、あとでその名前で検索してみて驚いた。うちの職場と同じ市内の出身だった!まさにこの市が誇るべき「偉人」ではないか!

そしてハタと気づいた。落語家の二つ目としてのお名前は、ご自身の出身の町名に由来しているのではないか!そうに違いない!

「鹿島さんそれって…」

「スピってます」

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