団地のふたり
9月16日(月)
NHKーBSのドラマ「団地のふたり」が面白い。
最近は全然ドラマを見ていない。話題の朝ドラや大河ドラマも観ていないし、クドカン脚本の「新宿野戦病院」も見逃した。
愚妹に会ったときに、「(「団地のふたり」を)観た方がいいよ」と薦められ、第2回の放送から観ることにした。
愚妹は僕のドラマの趣味を理解しているのである、というより愚妹と僕のテレビ番組の趣味はほぼ一致しているのだ。小泉今日子、小林聡美がダブル主演だったとは知らず、これは観ないといけないと思ったのである。
ふたりは同じ団地に住む、保育園からの幼なじみという設定である。しかも年齢設定は、いまの僕の年齢と同じというのだから、これは僕のためにあるドラマだといっても過言ではない。
団地では高齢化が進み、些細だがさまざまな問題が巻き起こる。そうした問題を、団地のふたりが、同じ団地の人たちと助け合いながら少しずつ解決していくというお話、らしい。「らしい」と言ったのは、まだ第2回と第3回しか観ていないからである。
ドラマの雰囲気は、以前にNHKの地上波で放送された「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」によく似ている。脚本家も演出家も全然違うが。
たしか小泉今日子と小林聡美は、実生活でも同い年だったと思う。学年でいうと僕よりも4つほど上くらいである。木皿泉脚本のドラマ「すいか」(2003年)以来、2人はたびたび共演しているが、ラジオとかPodcastなどでごくたまに2人が対談している様子を聴くと、実生活ではドラマのようなベッタリする友人関係という印象はない。あくまでも仕事上の同志といった感じである。お互いの私生活には深入りしていないのが心地よい。
2人には、一緒に仕事をすれば絶対にいい仕事になるという確信めいたものがある、ということを以前から感じていた。もしそうだとすれば、理想の関係ではないか。いまではすっかり裏方にまわってしまった小泉今日子が、ドラマの主役として久々に登場したのは、相手役が小林聡美だから安心できたのだろうと勝手な想像をしてしまう。なんにせよ、テレビに絶望した小泉今日子を舞台の真ん中に再び引き上げたのは、そういう確信や安心があったからではないだろうか。まことに範としたい人間関係である。
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コメント
ガ、ガサ入れだあ!
図書館から督促メールが来たので、積読だった本を閉館時間まで粘って読んで、
いざ図書館に行ってみたら、閉館時間前なのに閉まっている。
聞くに、本日、4トントラックで弊社所蔵の文庫本を押収しに来たので、司書たちが現場を見学するために臨時閉館したという。
おかげで、暗くなった図書館へ侵入して、平身低頭して本を返すはめになったぢゃないか。
まったく、未返却本を100年後に残す気か!
誰か、俺の未来を見通す手がかりを考えてほしい。
投稿: 🐢📗🚨 | 2024年9月17日 (火) 17時17分
図書館でもらったチラシをよく読んだら押収、否、貸し出されたお宝は文庫本じゃないようだ。
ガクっ
投稿: 🐢🪧 | 2024年9月17日 (火) 17時50分
文庫本でなく文庫の本ね。
投稿: onigawaragonzou | 2024年9月17日 (火) 18時55分