ポンコツ、帰途につく
10月25日(金)
用務は無事に終わったが、その緊張が解けたのか、倦怠感が半端ない。もちろん、薬の副作用である。
しかしまだ仕事が2つほど残っている。一つはオンライン会議の司会である。そしてもう一つはこの町で毎年この時期に行われる恒例の大規模イベントのお披露目会に出席することである。
オンライン会議は司会をしないといけないので、しかるべき個室を確保しなければならない。そのためにレンタルスペースを探してみると、ホテルから歩いて2分のところにあることがわかり、一昨日の夜に下見に行ったところ、ビックリするくらいのボロアパートの一室にあって、恐くてドアを開けられなかった、ということは前に書いた。
午後1時から会議が始まるのだが、念のため1時間前の12時から予約を入れていた。12時にボロアパートに着いて、2階のレンタルスペースの前に到着した。
一昨日の夜は一つ目の扉を開け、二つ目の扉を開けるのが恐くなり逃げてきたが、昼間だと恐いことなく開けられた。そして恐る恐る部屋の中を覗いてみると…。
ホームページの写真と違わぬ、きれいで清潔な部屋である!
エアコンもWi-Fiも完備されているので快適である!
午後1時から予定どおりオンライン会議を始めることができた。
30分程度で終わるかなと思っていたが、冒頭で急に僕のいるレンタルスペースのWi-Fiの調子が悪くなり、1回落ちてしまった。しかしそれもほどなくして回復し、とくに大きな支障になることもなかった。
会議の議題が思いのほか多くて、会議が終わったのは午後2時だった。
次のお披露目会の開始時間は2時30分だったので、休む間もなくお披露目会の会場に向かった。
むかしはお披露目会に招待されるなんて考えてもみなかった。というのもお披露目会は選ばれし者だけに許された会だと思い込んでいたからである。
しかしここ1,2年、僕にも届くようになって、実際に行ってみるとなんてことはない。けっこうたくさんの人に送りまくっていることがわかった。お披露目会はたくさんの人でごった返している。
僕は無料で見られるというその1点だけで参加しているのだが、しかし同業者の中には、お披露目会の招待券をもらえるのは選ばれし者、という感覚が残っている人もいるらしく、与えられた機会を存分に満喫している人もいて微笑ましい。
僕はすっかり「食あたり」ならぬ「人あたり」をしてしまい、なるべく知り合いに会わないようにそそくさとお披露目会を出た。荷物を預けているホテルまで歩くだけで足が鉛のように重くなり、ゆっくりとしか歩けない。そしてホテルで荷物を受け取り、詰め替えたりして、最寄りの駅まで少しの距離を歩くだけでもしんどい。もう何もかもしんどい。すっかりポンコツになってしまったことをあらためて実感した。
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