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秋祭り・公園編

10月27日(日)

今日も妻は仕事なので、小1の娘と2人で過ごすことになった。ゆるゆると部屋の片付けをして過ごそうかなと思ったら、お昼頃に妻からLINEが来た。今日は12時から15時までの予定で近くの公園で秋祭りをするという内容のLINEで、どうやら保育園のママ友たちのグループLINEからの情報らしい。

保育園時代にお友だちだった保護者の何人かが主催者として秋祭りを切り盛りしているので、当然、たくさんの同窓生たちが来るのではないか、とのことだった。僕は娘を秋祭りに連れていくのが面倒くさかったので、はじめはこの情報を娘には知らせないようにしようかと思ったが、あとで何を言われるかわからないので、部屋の片付けをするという予定を変更し、娘と2人で秋祭りに行くことにした。

場所は、自宅から本当に近いところにある公園で、狭い公園の中にテントをいくつも張って、ちょっとしたゲームやら飲み物や食べ物、はてはビールまで売っていたりしていた。

秋祭りに参加するにはまず500円を支払う。そうすると、10枚ほど連貼されたチケットが渡される。ゲームをしたり、食べ物を買ったり飲み物を買ったりするときには、すべてそのチケットで支払うことになる。ゲームだとチケット1枚、食べ物や飲み物を買うとなるとチケット2枚を必要とする。こうして10枚のチケットをうまく使いながら秋祭りを楽しむのである。

予想通り、保育園時代の同窓生が何人か来ていた。そればかりか学童のお友だちもいた。娘は保育園時代の同窓生のグループを見つけると、そこに駆け寄って、4人くらいで一緒に遊ぶことになった。ただ、娘を除く3人は、住んでいるところが近く、そのうえ保護者同士も仲がいいので、3人でかたまって遊んでいたわけだが、そこに異分子である娘が入ってきたわけである。当然僕はママ友たちと親しいわけではないので、4人が遊んでいる様子を遠くから眺めていることしかできなかった。

遠くからその様子を見ていると、一見、仲よく遊んでいるのだが、娘はちょっとした疎外感を抱いている様子にも見えた。それは、あるとき僕のところに駆け寄ってきて、

「いつもボクは置いてきぼり…」

とつぶやいたことからも明らかであった。

それでも娘はめげずにほかの3人のグループと遊んだ。なるべく3人の迷惑にならないように、控えめに参加しているようにボクには見えた。

僕は連日の疲労がたまり、立っているのがしんどくなってきた。ちょうどそのとき、4人は秋祭りに飽きたらしく、ひとりの子のマンションで遊ぶという話がまとまったらしい。4人は秋祭りの会場を出てひとりのお友だちのマンションに向かった。

「パパは家に帰って待ってて」

と言われたので、これで無罪放免だと家に戻り、ソファーに横になったら泥のように寝てしまった。

娘は17時過ぎに家に戻り、「楽しかった」と言っていた。秋祭りに参加して、めでたしめでたし、であった。

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