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凧揚げは楽しい

1月4日(土)

9日間の連休で、小1の娘を飽きさせないようにすることが最大の難問である。

正月遊びのなかで、凧揚げがいちばん楽しいということがわかった。娘はとにかく外で遊びたいという欲望が強く、室内で遊べる遊びにはあまり乗ってこないのだ。

元旦と2日にも凧揚げをしたが、さすがに同じ公園で凧揚げをするのは食傷気味なので、ほかの公園に行くことにした。

いろいろ調べてみると、自宅から車で20分ほどのところに、凧揚げができる公園があることを見つけた。

初めて訪れる公園である。意外と広々としていて、まだ午前中の早い時間だが、凧揚げをしている家族が何組かいた。

私たちもさっそく凧揚げをはじめたが、始まって5分も経たないうちにたこ糸が切れて、凧の本体が飛んでいってしまい、広場の中の木の枝に引っかかってしまった。

人間の背丈では届かない枝に引っかかってしまったので、棒かなにかで凧を取ろうと思い、サービスセンターに駆け込んで、

「凧が木の枝に引っかかってしまったので、それを取るための棒はありますか?」

とたずねた。すると職員の方は、

「凧が引っかかった木は何ですか?」

と尋ねたので、

「桜の木です」

と答えたら、

「では棒で取ることは枝を傷めることになるのでできません。自然に落ちてきたら、拾得物として扱うことはできます」

なるほど、それはそうだ。どうせ安物の凧だったので、未練がましく取ることもなかろうと思い、近くのコンビニでこれまた安物のビニール製の凧を買って、凧揚げを再開することにした。

最初はなかなかうまくいかなかったが、今日は風も強かったので、次第に慣れていき、長時間、しかも高いところまで上げられるようになった。そうなると楽しい。

しかし今日は凍り付くような寒さである。公園にいられるのも午前中が限度で、昼食を行きつけの中国料理屋で済ませたあと、午後には家に戻った。

問題は午後である。娘はまた公園に行きたいと駄々をこねたが、さすがに寒くて外遊びはもう無理だ。考えたあげく、図書館に行って絵本を返したあと、近くにあるカラオケ店に行って娘に1時間半ほど歌わせた。

自宅に戻ったときには午後5時。すっかり疲れてしまった。おかげで1月7日厳守の原稿がまったく進んでいない。これについては、残り1日の休日でなんとかしなければならない。

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