友だちの顔を見ると遊びたくなる
3月1日(土)
小1の娘と僕の二人で、市内で行われているアニメ映画祭に行く。毎年なかなかの人気だそうで、今回初めて応募して当選するという幸運に恵まれた。他の人のなかには何回か挑戦して今回やっと当選した人もいるらしい。
アニメ映画祭といっても、ジブリ作品とか有名な作品ではなく、5分~10分程度の短編アニメ作品を10本見るという催しである。しかも作り手は無名の大学生だったり、有名な監督の若かりし頃の作品であったり、さまざまであった。日本だけではなく、アメリカ、ドイツ、韓国など、世界各地から作品が集められている。
最初はあまり乗り気ではなかったのだが、見ているうちに引き込まれた。声に出して笑ってしまった作品もある。総じて、脳がグンニョリするような作品ばかりで、中には子どもにトラウマを植え付けかねないものもある。しかし、映画祭で賞をとった作品もあり、2時間半あまりの映画祭を堪能した。
ここからは別の話。会場で、娘の保育園時代のお友だちとそのお母さんに遭遇した。同じ市内なのでさもありなんということなのだが、娘は久しぶりに会ったそのお友だちであるユーリちゃんと遊びたいと言い出した。10分休憩の時に少し遊んだようなのだが、それでは物足りなかったらしく、映画祭のあともユーリちゃんと一緒に遊びたいと言い出した。
しかし、こっちにも午後に車の点検があり、苦労して日程調整したのでいまさら予定を変更することはできない。だいいちお昼ごはんはどうするのだ?午後に遊ぶとなると一緒にお昼ごはんも食べなければならない。
「映画祭のあとにユーリちゃんと遊ぶ約束をしたの?」
「ううん、なにも言ってない。でもユーリちゃんと遊びたいの!」
と涙目で答えている。しかし決局、引っ込み思案の娘は最後まで「ユーリちゃん、遊ぼ」とはいえず、そのまま別れたのだった。
「ユーリちゃんだってさあ、午後に予定があるかもしれないでしょ?」
「そう言うと思った」
と娘はしくしく泣き出した。
娘は休みの日なんかにたまたま友だちの顔を見ると、その友だちと遊びたくなる癖がある。無理もない。休みの日はいつも一人で遊んでいるからだ。とりわけ僕が体調を崩してからは遠くに連れていってやれず、淋しい思いをしていることは容易に想像できる。
申し訳ないと思いつつ、娘を車の点検のためにお店に連れていくと、そこはジュース飲み放題、キッズスペースもあり、おまけに帰り際に子ども用のお菓子の詰め合わせをもらった。どうやらそれで機嫌がなおったらしく、帰りの車の中では熟睡していた。
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