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令和人文主義

今日もリハビリで疲れはて、何も書くことがない。

「令和人文主義」という言葉を初めて知った。

僕らが大学生の頃はね。まだ「教養主義」という言葉がうっすらと残っていた時代で、学生の誰もが古今東西の古典を読み漁っていたものだ。そうでしょう?同世代の仲間たち。

しかし今は「教養主義」がすっかり死語になり、「令和人文主義」にとって代わっているという。

まだいまひとつ「令和人文主義」のことをよく理解していないのだが、僕の理解する範囲でいうと、第一に、対象となるターゲットは学生ではなく「会社員」であるという。今の学生は本を読まないからそこに訴えかけるのは意味がない。そこで、むしろ読書を渇望する「会社員」をターゲットにしているらしい。会社員だったら、学生時代に本を読まなかったことへの悔恨もあるだろうし、何より本を買う小金(こがね)を持っている。出版社がそこに注目するのも無理はない。

第二に、新自由主義の台頭である。文芸評論家は出版社と結託して本を薦める場合がある。

第三に、文芸評論家が本の「オタク語り」(まくし立てるような喋り方)をすることによって購買意欲をそそることである。そうすると、自分もその本を読んでみようかという気になる。

しかし会社員には本を読みたくても時間が取れないことが多い。そこで文芸評論家は、コスパ、タイパのよい読み方を動画サイトを使って伝授するのである。

かくして、文芸評論家のYouTubeのフォロワーや再生回数も増えるし、出版社は本が売れるし、読者はお薦めの本を読むことができるし、評論家、出版社、読者がWin-Winの関係になるのである。

以上が僕が理解する「令和人文主義」である。誤解しているところもあるかも知れないのでもう少し理解を深めていきたいが、僕が、「令和人文主義」の旗手であるあの評論家の薦める本を読む気がしない違和感の理由がなんとなくわかる気がした。

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